○小田桐参考人 管内が三分割されたために、青森から乘務する機関車乘務員にいたしましても、あるいは車掌にいたしましても、関係地域が三局にまたがつているために、三局の達示、令書、規程等に、よく精通しておらなければならないというような不便があるわけでございます。
○内村清次君 運轉協議会は、勿論この機関車乘務員を主体とした協議会でありまするが、大体今回の列車改正というものは、いわゆる運輸関係も工務関係もすべての範囲内に亘つた問題であつて、特に二人乘務の件につきまして、或いは機関車のダイヤだけの問題につきましては、運轉協議会もお話合いになることもこれは必要だと存しますが、一般の問題はやはり組合の本部と交渉せなくちやならない。
事実運轉の取扱の改正をやつておられることは、保安度の低下は、誰が見ても條文を一々読上げまして、皆さん方委員の方々は、これに詳しいお方ばかりでいらつしやいますので、これははつきり分るのでしようが、そうやらなくちやならん事態というものは、即ち人員を生み出して、そうして今回のキロ数の増加に対して充当したのだというような事実がはつきりしておりますが、その内容改正は列車増発も意味しておりますし、それから又機関車乘務員
ここで信号の注視の義務を機関助士にも與えなくてはならない、これは大きな問題であつて、これは機関車乘務員として信号注視の義務があるのは当然でありますが、あの繁雑な而も非常に労力的な機関助士が義務を負わなくてはならん、こういうようなところで即ち義務付けられた半面に二人乘務というものが成立して、ここで完全なる信号注視をして、そうして保安度を高めて行こうというのがこの規定の改正の趣意であつたと思いますが、これを
殊に國鉄の内部における相当の数を占めておりまする從業員中の、たとえば機関車乘務員、あるいは長距離の荷物の非常に大量を上げおろしする荷扱手、あるいは檢車区の一部分、あるいは通信区あるいは保線区等のような、非常に過重なる労働に耐えながら、國鉄の再建に全力をあげて邁進をしておるというこの事実が、國民にあまりにも知られでおらないというところに、私は國鉄が表面だけの皮相の観にかつて、多くの國民から批判を受けるような
われわれも考えなければならぬと思うのですが、先ほども申し上げたように、機関車乘務員あるいははなはだしいのは連結手、操車場に働く人たち、こういつた人たちが、普通の國鉄從業員より以上の過重な労働をされておるということは、あなた方もよく御承知のことと思います。